授業以外も成長のチャンス!学校行事の際に先生がすべきこと

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教室での授業の他に、生徒の成長を感じられるのが、文化祭や体育祭などの大きな学校行事です。貴重な授業時間を割いて行われる学校行事だからこそ、普段は経験できないような学びの機会を生徒たちに作ってあげるチャンスにもなります。そこで、先生はどのような視点で学校行事に取り組めばいいのでしょうか?学校行事に臨む際に先生が基礎的に心がけるべきポイントをまとめました。

目次

生徒の自主性を尊重しつつ、選択肢を提示する

文化祭では特に、クラスごとの出し物や企画を考えて発表や出展をすることが多いでしょう。何をするかを決める際には、生徒たちが主体的にアイデアを出し合えるように先生がサポートしてあげることが重要です。過去のクラスで行った内容などを思い出し、メリットやデメリットを踏まえながら「前はこんなことをしたよ」「去年はこうだったよ」などとアドバイスをしたり、生徒たちの選択肢を広げてあげたりするようにしましょう。

この時に重要なのは、クラスのみんなで話し合いをしながら、一つの目的や答えを導くことです。これは、生徒たちが社会に出てからも経験するディスカッションなどの原体験にもつながります。

一生涯、心に残る思い出を作る

先生自身も学生時代を振り返ったときに頭に浮かぶのは、普段の授業風景よりも、学校行事でのエピソードだという方も少なくないのではないでしょうか?社会に出てからは、文化祭や体育祭などの行事を経験することはほとんどなくなります。学校に通っている間にこそ経験できる貴重な機会を、最高の思い出として生徒たちに残してあげたいものですよね。そのためには、まず先生自身が学校行事に対して意欲的な姿勢を見せることが大事です。

生徒たちは、大人ほどの知識やスキルがない中で、発表や展示の準備を通して成長していくことになります。先生方がどれだけ協力的に準備に関わっていくかで、その成果が大きく左右されるといっても過言ではありません。また、文化祭や運動会は、クラスや学年ごとに準備を進め、最終的には全校でその成果を比べることにもなります。保護者や生徒から、「隣のクラスはあんなに盛り上がっていたのに、自分たちの先生は……」などと比較されてしまう恐れも、無きにしもあらずです。

生徒の自主性を大事にしながらも、全くの自由にさせるのではなく、常に生徒たちのことを見守りながら、金銭面や時間の調整などの先生の出番が必要な部分はきちんとサポートし、「一緒に作り上げている」感覚を共有しましょう。

生徒のいつもと違った一面を知ることができる

学校行事では、「教える」よりも「支える」ことが先生の重要な役目です。教壇から降りて、生徒と一緒に作業をしたり、陰から作業の様子を見守ったりしつつ、勉強をしているだけでは気が付けないような生徒の一面を知る機会になります。勉強が苦手な生徒も、学校行事での活動で得意分野を発揮できるチャンスがあるかもしれません。先生は、生徒たち一人ひとりの個性を尊重し、それぞれに活躍の場を用意してあげる姿勢を持っておくといいかもしれません。勉強以外にも、クラスの役に立つことができれば、生徒は成功体験として自分に自信を持つことができます。

保護者の方々との接点をコミュニケーションの機会に

文化祭や体育祭などは、外部の人たちも学校に訪れる機会になるでしょう。保護者の方々が、子どもたちの頑張りをひと目見ようと足を運んでくれることももちろんあります。先生はその機会を活用して、それぞれの保護者とコミュニケーションを取るようにするといいかもしれません。授業参観などで保護者と接する機会はあっても、学校行事ではより近い距離感で話をすることができる場合も。保護者との信頼関係を築くためにも、学校行事は絶好のチャンスです。

また、学校行事での出来事は、生徒が推薦入試を受験したり、就職活動をしたりする際のエピソードとして語られることも少なくありません。必ずしも進学や就職のためだけではありませんが、仲間と一緒に何かに一生懸命に取り組んだ経験は、生徒たちにとってかけがえのない経験となるでしょう。もちろん、先生にとっても、生徒と感動をわかち合える貴重な機会になります。学校行事が増える時期が来る前にぜひ一度、普段の授業以外での先生のあり方を振り返ってみてください。