生徒の意欲を上げるときに伝えたい、ことわざ&四字熟語まとめ

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受験勉強や部活など、生徒は学校生活を送る中で時に困難に立ち向かわなければなりません。先生は生徒たちが挫けずに頑張れるようサポートができると良いですよね。そんな時、古くから受け継がれてきた言葉の力を借りてみるのはどうでしょうか?昔の人は、生きていく上で大切な教えをことわざとして短い句にしていました。また、漢字四字で表す四字熟語は、多くは中国の慣用句から来ており、物事の真理を教えてくれます。これらを知ることは、生徒にとって今後の人生を生きる上でも糧になるはずです。
さまざまなことわざや四字熟語の中から、特に生徒のモチベーションアップに繋がるものをまとめました。

「切磋琢磨」(せっさたくま)

学問をし、徳を修めるために、努力に努力を重ねること。また、友人どうしで励まし合い競い合って向上すること。中国最古の詩集『詩経』で、細工師の技工や完成した細工品に喩え、衛の武公というものが90歳を過ぎても徳を修めようと自己練磨する姿を称えたことばから。

「初志貫徹」(しょしかんてつ)

始めに心に決めた志を最後まで貫き通すこと。
「初志」とは最初に決めた志。「貫徹」はやり通す、突き通すこと。途中で妨げるような出来事があっても、諦めずそれを乗り越えて達成したようなときに使われる。

「勇猛精進」(ゆうもうしょうじん)

勇敢に、そして精力的に物事を行うこと。
「勇猛」とは勇ましく猛々しいさま。「精進」は精力的に努力することで、元々仏教語で精神的に打ち込んで修行するという意味からきている。

「青は藍より出でて藍より青し」

弟子が師匠の学識や技量を超えることのたとえ。
「藍」とは染料に使う藍草のことで、藍草で染めた布は藍草よりも鮮やかな青色となる。その関係を師匠と弟子にあてはめたことわざ。元々は荀子(じゅんし)の言葉で、このあとに「氷は水これをなして、水より寒し」と続く。

「一念岩をも通す」

どんなことでも一途に思いを込めてやれば成就するということ。
司馬遷『史記』李将軍列伝より、前漢の将軍であった李広が、草の中にある石を虎と見間違えて弓を射たら、刺さるはずがない石に矢が突き刺さったという、「石に立つ矢」の故事からきている。

「疾風に勁草を知る」

困難や試練に直面したときに、初めてその人の意志の強さや節操の固さ、人間としての値打ちが分かることのたとえ。『後漢書・王覇伝』より、後漢の光武帝が初めて義兵を挙げたとき、形勢が悪くなってくると帝に従っていた者たちが逃亡し、最後まで残ったのは王覇という一兵士のみだった。後に光武帝が王覇に伝えたことばから。

「千里の道も一歩から」

どんなに大きな事業でも、まず手近なところから着実に努力を重ねていけば成功するという教え。もともとは『老子』にある「合抱の木も毫末より生じ、九層の台も、累土より起こり、千里の行も足下より始まる」の一部で、「両手で抱えなくてはならないほどの大きな木であったとしても、毛先ほどの小さな芽から成長し、九層にもなる高台も、小さな土を重ねていくことで大きくなり、千里の道のりも最初の一歩から始まるのだ。」という意味からきている。

いかがでしたでしょうか。どんなに功績を遺した偉人も、憧れのスポーツ選手も、初めはみんな同じ子どもでした。誰よりも強い志や、努力を重ねてきたからこそ今の姿があるのかもしれません。なにかの壁に当たったときに、心を支えるフレーズにもなりうることわざや四字熟語。知っている言葉でも、歴史を知ることでまた見え方が違ってきます。また、先生に言われた言葉は、大人になっても覚えているものです。困難に立ち向かう生徒に、今後の人生にも活きるような言葉たちを与えられるような存在でありたいものですね。