生徒の失敗を成長に変える 反省のポイント

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失敗をして落ち込んでいる生徒を励ましたり、同じ失敗を繰り返す生徒にきちんと反省をさせたりするためには、先生はどんな風に助言をしたらいいのでしょうか。反省点を次回に活かし、何度も同じ過ちをさせないためには、その原因や解決策を順序立て、きちんと分析をすることが大切です。生徒たちがぐんぐん成長するために、先生はその手助けをしたいもの。そこで今回は、反省点を次に活かすための方法として、先生が生徒にアドバイスをする際のポイントをまとめました。

目次

大事なのは失敗の理由を探ること

失敗してしまったことに対して、悲しんで落ち込んでいる状態は、必ずしも正しい反省とは言えません。「友達を怒らせてしまったな…」とか、「あんなことしなければよかったな…」などとメソメソしてしまっている生徒がいたら、失敗の原因を一緒に考えてあげるといいかもしれません。大事なのは、同じ失敗を繰り返さないこと。そのためには、原因をしっかりと突き止めて、改善策を考えることが重要です。

逆に言えば、同じ失敗を繰り返さなければ、落ち込む必要はそれほどありません。そのことを先生は生徒にきちんと伝えて、励ましてあげるといいでしょう。

同じ失敗を繰り返さないための方法とは?

失敗の原因が分かったら、今度は失敗を繰り返さないための方法を考えることが大事です。改善策を考えることができれば、失敗をしたことがむしろ大きな成長に変わります。
どんな風に改善していけば生徒が成長できるのか、すぐに改善することが難しいならば、どんなステップを踏んでいけば、少しずつ改善に向かっていくのかを、生徒と一緒に考えてみるといいでしょう。

こうして失敗を繰り返さない方法を生徒に伝えることが出来れば、育ち盛りの生徒たちはどんどん伸びていきます。

課題解決のための「PDCAサイクル」をおさらい

失敗の改善策を考え、意義のある反省をするためには、代表的な課題解決の手法であるPDCAサイクルの活用が便利です。

【PDCAサイクルの基本】
P:Plan(計画)
目標を設定し、目標達成のために何をするべきか仮説を立てて計画をすること。
何をするのか・誰に対してするのか・なぜするのか・どのくらいの量を行うのか・いつまでに行うのかなど、基本の5W1Hを更に詳しく分解して考えていくと良い。

D:Do(実行)
計画をもとに実行すること。
計画したことを意識し、結果が分かるように時間を測る・数を数えるなど数字で具体性を高めることが大切。

C:Check(評価)
計画に沿った実行が出来ていたのかを検証すること。
実行した結果を判断。この時に、実行で述べた数字を付けておくと具体的根拠ができるので、より正確に検証できる。

A:Action(改善)
検証結果で見えてきた課題の解決策を考えて、改善すること。
実行した結果、この計画を続けるか・止めるか・改善して実行するかなどを、この段階で考える。この時に次のサイクルの「Plan」を意識して考えることが重要。

PDCAサイクルは、P→Aの順番に物事を順序立てて繰り返し改善していくことにより、問題解決がスムーズになるため、有名スポーツ選手の練習や、一流企業などでも活用されています。

「失敗は成功の元」という言葉があるように、これまで数々の偉業を成し遂げた人たちでさえ、過去には大きな失敗を犯している場合も少なくありません。生徒の失敗が無駄にならないよう、先生はしっかりと次回に向けたサポートをしてあげられるようにしましょう。