実際どうなの?電子黒板のメリット・デメリットまとめ

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教育の世界でもIT化が進みつつある現在。複数のメーカーが電子黒板を発売し、実際に導入している学校も増えてきているようです。中には、これから自身の学校に導入しようか考えている先生もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、そんな先生方の参考になるよう、電子黒板のメリットとデメリットをまとめました。

目次

生徒の興味・関心を引くことができる

電子黒板の魅力は、機械を操作することによって、掲示内容を素早く簡単に拡大表示をしたり、動くグラフや図表などを掲示したりできる点です。また、教科書の画像や、専用のデジタル教材に先生が直接書き込んで、生徒に指示を出したり説明をしたりすることも可能です。

このように、動きがあって、生徒にとってイメージが湧きやすい教え方をサポートしてくれる電子黒板は、生徒の興味や関心を引きつけるのに効果的。生徒にどの部分に注目してほしいのか、先生が何を伝えたいのかが生徒に分かりやすく、先生と生徒との双方向の授業が展開しやすくなります。

一度書いた情報を保存して再度掲示できる

従来の黒板での授業では、全員の生徒がノートに書き写す前に誤って板書を消してしまったり、先生が板書をするために、貴重な授業の時間を費やしてしまったりすることも多いのではないでしょうか?電子黒板は一度記録した内容を保存することができるので、そのような心配から先生を解放してくれるでしょう。

また、一度グラフや表、図解などの板書を電子黒板で作成して保存すれば、複数のクラスで同じ内容を教える場合にも、板書に無駄な時間を使わずに再利用することができます。

さらに、こうして保存した板書のデータを先生同士の研修などに使用し、ノウハウを共有することもできます。より充実した指導のための議論などもでき、授業内容の質を向上させる手段にも有効です。

チョークの使用による弊害を防げる

従来の板書に使用しているチョークは、書いたり消したりしているうちに、その粉が空気中に舞って、生徒や先生の体内に入り込んでしまうことが懸念されてきました。しかし、電子黒板ではチョークを一切使わないので、粉が舞って人体を害するリスクが少なくなります。

また、電子黒板に書き込む際のペンの色も、従来の黒板よりバリエーションが豊富です。背景となる部分の色も、白色などの見やすい色を起用しているので、黒板の地の色が強すぎて、赤や青のチョークで書いた部分が見えにくいと言った従来の黒板でのよくある問題点も改善されています。

デメリットも考慮しての導入を

このようにメリットの多い電子黒板ですが、学校に導入する際には、以下のようなデメリットも報告されていることを考慮しておく必要があります。

【電子黒板の主なデメリット】
・設置には費用と時間がかかる
機材を購入するために費用がかかるのは当然ながら、教室への設置などに時間がかかることもあります。

・操作を覚えるまでの手間
黒板とチョークさえあれば成立する従来の板書とは異なり、電子黒板の場合は機材の操作を先生が覚える必要があります。便利な機能を使いこなすには、多少練習が必要かもしれません。

・機械の不具合によって授業が中断される可能性がある
機械が故障してしまたり、エラーが起きてしまったりすると、意図した通りに電子黒板が動かない場合も考えられます。この原因を突き止めて解消するために、授業の大部分の時間がとられてしまうことも考えられます。

・表示できるサイズが小さい
現在発売されている多くの電子黒板は、従来の黒板よりもサイズが小さいものが多いようです。そのため、拡大したりせず、授業中にずっと掲示しておきたい内容の場合は、後ろの方の席に座っている生徒には見えにくくなってしまう場合も。

・専用の教材の不足
電子黒板は、まだまだ導入されている学校が少ないのが現状です。電子黒板の強みを存分に活かせる専用教材は、紙の教科書などよりも少ない傾向にあります。

今後の教育で活用されていくことは、ほぼ確実ともいえる電子黒板。自身の学校の環境や状況を考慮して、他の先生方とも相談しながら、導入を検討していきたいものですね。