生徒との進路面談前に知っておきたい 目標の決め方

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多くの生徒が、具体的な進路や志望校が定まらず、先生と一緒に相談しながら最終的な答えを出して、新しい道に進んでいきます。生徒の進路決定に先生のアドバイスが大きく影響することもしばしば。先生の一言が、生徒の人生を左右することもあるので責任は重大です。そこで今回は、進路面談などの際に生徒にアドバイスをするために役立つ、目標設定の際の基本をまとめました。

目次

目指すべきことの本質を考える

例えば、生徒が「英語のテストで80点以上を取る」という目標を設定したとします。しかし、これでは「なぜ、その目標を達成したいのか」が明確になっていないため、途中で挫折してしまう可能性が高くなります。大切なのは、目標設定の中で「なぜ?」を深掘りしていくことです。
まずは以下の例を参考にしてみてください。

「英語のテストで80点以上を取る」
→なぜ、それを達成したいのか
・英語に強い大学に入りたいから。
→なぜ、英語に強くなりたいのか
・将来、英語を使った仕事に就きたいから
→なぜ、英語を使って仕事をしたいのか
・かっこいいから
→なぜ、かっこいいと思うのか
・さまざまな国籍の人とやりとりができて、世界で通用する人になれるから

このように少しずつ掘り下げていくと、その生徒の本質的な目標が見えてきます。何のために努力しているのか、努力した先には、どんな結果が待っているのかをイメージできるように、先生は生徒の手伝いをしてあげるといいでしょう。

目標を紙に書き、目につく場所貼る

大事な目標とはいえ、人は寝て起きたら忘れてしまうこともあります。日が経つうちに、目標に対する熱意が薄れていってしまうこともあるでしょう。これを避けるために、上で述べたように目標の本質を洗い出すことができたら、紙に書き出して、普段目に付く場所に貼っておくことがおすすめです。
常に目にして目標を思い出すことで、その達成率はグンと上がります。生徒には、目標を立てたら家の目立つ場所や、よく使うノートに貼っておくことをすすめてみましょう。ノートに書いた目標を写真で撮って、スマホの待受画面に設定する方法も良いかもしれません。

「小さな目標」の期限を決める

目標が決まったら、それをいつまでに達成するかを決めましょう。そのためには、目標の本質に近づくための、より短い期間で達成できそうな「小さな目標」を設定することが必要です。例えば、「○○大学に入りたい」と目標を持っている生徒がいたら、それを達成するためには、どのようなことをクリアしていけば良いのかを先生は一緒に考えてあげましょう。現時点では目標達成のために何が課題なのか、どんな段階を踏んでいけば良いのかを生徒と相談することが大事です。

例)
最終的な目標:「志望校に合格」
そのための小さな目標:「苦手科目の数学を克服する」
→そのために、毎日練習問題を1ページ解き、期末テストで平均点を取る

このように、期限は「期末テスト」などの分かりやすいイベントに設定すると、やる気が湧きやすくなります。これは、大人が「同窓会までにあと3kg痩せる!」と期限を決めて目標を立てるのと同じ原理でもあります。

多くの生徒が、漠然とした目標は持っていても、それを達成するまでの方法が見えていなかったり、目標がしっかり固まっていなかったりするのではないでしょうか?進路面談などの機会を活用して、一人ひとりの生徒とじっくり向き合える際に、先生は今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。