子どもの代わりに「出来上がり!」宿題代行のサービスを体験してみた

宿題代行

夏休みなど長期休みの最終日に、慌てて学校の宿題にとりかかる。そんな経験がある方は少なくないはず。なかには子どもの宿題を代わりに仕上げる保護者の方も……。
学校での勉強や宿題の他に、学習塾やお稽古ごとなど、さまざまな習い事や活動をしている子どもたちも少なくありません。保護者の方には「今はウチの子にはこれ一筋で頑張ってもらいたい」そんな想いもあるようです。そんな悩みを救うべく誕生し、話題になっているのが「宿題代行サービス」。
「子どもの宿題を代行するなんて!」と賛否はあるはず。
賛否を考える前に、「実際に使ってみるとどうなの?」という疑問に答えるべく、編集部が実際に「宿題代行」にお願いしてみました!

目次

宿題代行はどこまで依頼できる?

宿題代行サービスは複数存在するようです。今回はその一つを選んで依頼しました。
お願いしたのは、実際に小学3年生を対象に開催されていた作文コンクールに応募するための作文です。テーマは「虫と植物」。文字数は1,200字以内で、作文用紙に換算すると、3枚程度です。今回お願いした宿題代行サービスは、スタッフ全員が現役大学生なんだそうです。依頼主の要望に応じた学年のレベルに合わせて、作文も作成してくれるとのことでした。宿題代行の対象学年は小・中・高校生。作文の他に、各教科のドリルの回答や、英文・古文・漢文の翻訳、自由研究や工作の代行まで、幅広い学年と分野をカバーしているようでした。
自由研究や工作まで代行してくれるとは驚きです。

依頼のやり取りはメールのみ。迅速な対応ではあったけど……?

担当してくれたスタッフさんとのやり取りは、全てメールでした。スタッフさんの対応は、常に迅速でしたが、少々雑な面も……。「こんなに少ないやり取りで大丈夫なのかな?」と少し心配になってしまったくらいです。しかし、今回の作文のテーマ「虫と植物」について、こちらから「虫と植物に触れ合う内容であれば自由のようです」とお願いしたところ、「触れあうというのは図鑑で調べるのでなく実際に観察するということでしょうか?」とのお返事も。できるかぎり、宿題の内容に忠実に応えようとする姿勢を感じました。

料金や、納品までの日数は?

今回の宿題代行(作文)にかかった費用は、税込み6,000円。編集部の予想よりも高めの価格設定でした……!作文の場合は、400字につき税込み2,000円〜の価格設定とのことです。肝心の納品までの期間は、発注してから3日後。夏休みの終盤に依頼して(8/20頃)このスピードは予想よりかなり早いです!スタッフの方の迅速な対応がここでも感じられました。このスピードなら万が一、夏休み残り一週間になっても作文の宿題が手付かずのままだったとしても、宿題代行サービスにお願いすればなんとかなってしまいそうですね。かといって、「提出まで間に合わないから宿題代行にお願いする」といった使い方は、子どもの成長のためには良くない気も……。「お金で何でも解決できる」と思うように育ってしまっては困りますよね。

気になるクオリティをCHECK!

さて、最も気になるのが、宿題代行をお願いした場合の「クオリティ」です。対象となる学年の子どもが実際に宿題を行った状態を再現するのは、そう簡単ではなさそうですが……?

「ぼくは、虫を見るのが好きです。ちょうちょやカブトムシ、クワガタ、クモ、カマキリとぼくのまわりには色々な虫がいます。」

ふむふむ。なんとなく、小学3年生の男の子が書きそうな文章にも感じます。漢字も、どうやら小学校3年生までに習う字で合わせている様子です。文章の表現方法も含め、学校で提出しても先生に怪しまれないように、小学3年生の視点を意識して作文を書いてくれているようです。また、発注時にはWordデータか手書きかをこちらから指定することができました。今回はWordデータでお願いしたのですが、これをさらに子どもが作文用紙に手書きで書き写したら、まさか宿題代行サービスを利用しただなんて、なかなか気が付けないかもしれません。

ただ、作文の内容としては、「可もなく不可もない」印象。実際の小学校3年生で作文が得意な子どもであれば、もっと読み手の心に訴えるような切り口や表現ができるのではないでしょうか。もしかしたら、代行サービスで書いた作文が「うっかり」入選してしまわないための工夫なのかもしれません……。

実際に利用してみて、まとめると

ここで、宿題代行を頼んでみて分かったこと、感想を以下にまとめました。

・要件に応じた学年に合わせて内容を変えてくれる
・スタッフとのやり取りは簡潔かつ少なめ。人によっては雑に感じる場合も?
・価格の印象は人によってさまざまだが、1週間あれば1,200文字の作文は余裕ででき上がる
・可もなく不可もないレベルの内容で納品されるので、代行していることに気づきにくい

かつては、「宿題は大変でも子どもが自分で行う」ことが常識でしたが、複数の宿題代行のサービスがビジネスとして成り立っていることから、実際に世間からの需要があることは確かです。

先生方は、こんなサービスが世の中にある事実を認識しつつも、生徒にとって本当に意義のある宿題とはどんなものなのかをこの機会に振り返ってみてはいかがでしょうか?