音楽は生徒の成長にどんな良い影響がある?

happy seven years old boy on blue blanket background with pipe and musical notes on blue background

人の心を動かす音楽の存在。これは、生徒の成長においても大きな役割を担っています。保護者が子どもに対して音楽による英才教育をさせるなどといった話題も教育の世界では度々取り上げられることがありますが、実のところ、音楽は教育にどんなメリットをもたらすのでしょうか。まずは音楽が生徒の成長に発揮してくれる効果を知り、うまく取り入れる方法を考えてみましょう。

目次

脳を刺激し、発達が加速される

これは、小学生より下の年齢の子どもに特に言える内容ですが、幼い頃の、脳が著しく発達していく段階で音楽を聴くことで、脳をより活性化させることができます。音楽は、脳にさまざまな刺激を与えるのにうってつけのツールです。ある程度成長した生徒にも同様なので、周囲の教室に迷惑にならない程度に、音楽を授業の中に取り入れてみるのもいいかもしれません。

外国語の習得にも効果的 言語能力の向上

音楽に注意を向けて聴く経験を続けると、言語音声を聴くことも同時に得意になっていきます。その結果、英語などの言語を習得しやすくなります。音楽教育を受けていると、似ている音同士をはっきりと区別したり、メロディーを覚えたりといった訓練を継続的に行うことになります。そして、これが言語音声の聞き取りに対しても良い学習効果を及ぼすのです。

小学生を対象とした研究の中には、3年以上ピアノ演奏の教育を受けた子どもたちは、学校内外でまったく音楽教育を受けてこなかった子どもたちに比べて、知っている単語の数が多かったという結果も出ています。

さらに、音楽を聴いて一緒に歌を歌いながら新しい言葉を覚え、聴く力をつけていくと、効果的に流暢に言葉がしゃべれるようになっていきます。そうすることで、言葉を聴く能力、話す能力、そして読み書きの能力、そのすべての発達を促すことができます。

自分の思い通りに身体を動かせるようになる

音楽を聴いていると、子どもたちはそのリズムを身体と耳で感じ、だんだんと自分の身体を使って、上手にリズムを取ることができるようになっていきます。これを「身体の協調運動」といいます。

こうして、身体の協調運動が思い通りにできると、身体のいろいろな部分を自分の意思で動かすことがスムーズにできるようになるのです。しかし、小さい子どもは、自分の意思で上手に身体を動かすことができません。その場合でも、音楽を聴いて、それに合わせて身体を動かすことで、協調運動が効果的にできるようになっていくのです。

仲間と協力することを覚えられる

みんなで歌を歌ったり、楽器を演奏したりするようになると、子どもは他のパートのメンバーと協力しながら、ひとつのものを作り上げていく素晴らしさを学ぶことができます。このようにして、他の人とリズムを合わせたり、パートを分担したり、全員で歌ったりしながら一緒に楽しむことで一人の時よりも大きな楽しみを感じることが、子どもにとっては重要な過程です。

合唱コンクールや学園祭などの学校行事は、こうした音楽の力を利用してクラスの団結力を高めていく絶好のタイミングです。普段からクラスの雰囲気作りに奮闘している先生は、積極的に音楽を活用してみるのも対策の一つです。

いかがでしたか?先生や生徒の中にも、元々音楽が好きな人はたくさんいると思います。その効果が分かってくると、音楽に対する見方も変わってきますよね。自身の教育現場の環境に合った活用方法をイメージして、少しずつ音楽を取り入れてみるのもおすすめです。