正しく叱って生徒との信頼関係を作り出す「叱り方」のコツ

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生徒が間違った行動をとったとき、それをきちんと正すのも先生としての大事な役割です。そのためには、ダメなことはしっかり叱ることが鉄則。

しかし、その方法によっては生徒が反発心を抱いてしまったり、逆に先生に怯えてしまったりと、なかなか一筋縄ではいかないものです。

では、しっかりと本質的な正しさを伝えるには、どうしたらいいのでしょうか?生徒を叱らなければならないときの、基本事項を3つにまとめました。

目次

怒りにまかせて感情的になりすぎない

まず気をつけなくてはならないのが、「叱る」のと「怒る」のは似て非なるものだということ。あくまでも目的は、生徒の成長のためであるのを忘れないことです。

気をつけてはいても、生徒のことを本気で考えているからこそ、感情があらわになってしまう先生も少なくないはず。しかし、感情的になったところで、生徒に本質的なことが伝わらなかったのでは叱る意味がありません。

感情的になると言葉がきつくなるので、生徒はそれに敏感に反応して、反抗的な態度をとったり、恐怖心だけが残ったりして、先生のことを嫌いになってしまうかもしれません。

そんな事態を避けるためにも、感情をぐっとこらえて、叱るときは「なにが良くないのか、どうして良くないのか」を冷静に伝えるようにしましょう。かといって、淡々と話しすぎても、生徒の心に届きません。生徒の表情を見ながら、適度な抑揚をつけるよう工夫をしましょう。

なぜ叱られているのかをわかりやすく、対話を重視する

では、「冷静に叱る」ことについて具体的に考えてみましょう。

叱るときは、その意図がきちんと生徒に伝わらなければ、今後のための改善はできません。仮に叱られている理由が理解できていないとしても、立場上、生徒は先生に疑問点をなかなか聞けない状況です。

それに気づかずに先生が延々と叱り付けているのでは、時間の無駄になってしまってお互いに辛いだけですよね。そこで、先生は叱りながらも生徒に「ここまでの説明で理解してる?」「なにがいけなかったか分かった?」などと確認しながら話を進めると良いでしょう。

また、「なにか言いたいことはある?」など、叱られている生徒なりの言い分を聞き出すポイントを設けても良いかもしれません。叱るのは一方的な行為になってしまいがちですが、生徒との対話も大事にしましょう。

どんなに叱っても、最終的には味方であることを伝える

いくら叱っても、生徒にとって先生は敵ではないとう事実をきちんと伝えましょう。叱っている段階では、生徒に「恐い」とか、「うるさいな」と思われてしまう場面があっても仕方ありません。

しかし、嫌われたくないからといって生徒に遠慮をしていたら、生徒の成長にはつながりません。叱らなければならないときに強く叱ってもなお、良好な関係性を築き上げるための方法は、先生が「絶対的な味方」であることを実感できるような叱り方を意識すること。言葉の端々でそれが生徒に伝わるような表現を含めるように心掛けましょう。

「きみならできると思うから」とか、「応援してるから」などと励ます言葉を盛り込みつつも、直すべきことはきちんと指摘することが大事です。

「叱る」という行為はパワーも頭も使うので、先生としてもできればしたくない行為だと思います。

けれども、生徒にとって叱ってくれる人の存在はとても貴重。大人になってから、そのありがたさに気づくこともしばしばあります。それに、「成長してほしい」という先生の純粋な願いが伝われば、生徒は叱られても素直に反省してくれるはずです。

今回ご紹介したポイントを参考にしてて、どうしたら伝わるかを試行錯誤しながら、生徒と先生の信頼関係をさらに深めていってください。