腰痛や肩こりの防止にも長時間の授業でも疲れない立ち方

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毎日長時間の授業を行う先生。一日に何度も授業をすることも当たり前ですが、その間ずっと立ったままの状態のことも多いのではないでしょうか。
また、朝会や式典などでは、生徒は座らせても、先生方だけは立ったまま数時間が経過することもあります。この時の立ち方は実は重要で、間違った立ち方をしてしまっていると、疲れやすくなったり、足腰を痛めたりしてしまうことに……。少しでもそのリスクを軽減するために、今回は正しい姿勢で疲れない立ち方のポイントをご紹介します。

目次

まずは正しい姿勢を覚えることから

まずは、普段の自分の立ち方が正しいかどうかをチェックしてみましょう。簡単な方法として、まずは壁を背にして、かかとを壁の表面につけてまっすぐ立ってみましょう。正しい立ち方が‘できている人は、頭、肩、お尻、かかとが壁につき、背中と太ももの後ろの部分に少し隙間ができるはずです。

そうでない場合は、姿勢のどこかが違っている証拠。例えば、肩が壁についていなかったら猫背の疑いがありますし、お尻がついていなかったら、お腹を前に突き出しすぎて立っている証拠です。

この壁を背にした立ち方を、時間があるときに何度か試してみて、普段立っている際にも正しい立ち方ができるように心がけてみましょう。

とはいえ、イメージだけで正しい立ち方をするのは簡単ではないので、ポイントに絞ってコツをお伝えします。

顎を引くことで、肩こり・首こりの防止に

頭の位置が身体の中心線より前に出てしまっていませんか?頭の重さは、3〜4kg。ボーリングの玉ひとつ分にも匹敵します。それが、中心からずれてしまって前傾していると、首や肩の筋肉が引っ張られ、首・肩こりの原因になってしまいます。

これを防ぐために、意識的に顎を引くように心がけましょう。頭が前傾していると、自然と顎が上がってしまっている状態になりやすいからです。

顎を引く際は、首に顎を近づけて下に引くのではなく、真後ろに、顎を後頭部に向かって引くイメージで行いましょう。

おへその下の「丹田」に力を入れる

おへそから握りこぶし一つ分ほど下の部分を丹田といいます。ここに力を入れて立つと、猫背になりにくく、自然と肩の力を抜いて立つことができます。

こうして上半身がリラックスすることで、無理な力が身体にかからず、長時間立っていても疲れにくくなります。また、丹田に力が入っている状態は、自然とお腹にほどよい緊張があるので、下腹部を鍛えてポッコリお腹を防ぐ効果も。

両足に均等に体重をかけ、骨盤を意識

上半身の正しい位置が分かったら、今度は下半身です。ポイントは、両足に均等に体重がかかるようにすること。そのためには、肩幅くらいの広さに足を開き、両足の裏で地面をしっかり感じるように立つことがポイントです。姿勢が歪んでいると、無意識のうちに片方の足に体重を預けてしまっていることもあります。しかしこれでは、膝を痛めたり、骨盤を歪ませたりしてしまう危険性があるので注意しましょう。

しっかりと両足に均等に体重をかけられたら、骨盤をその真ん中に持ってくるように意識しましょう。このときに、「骨盤を立てる」というイメージがポイントです。姿勢が崩れていると、骨盤がお尻の方に沈んでいってしまいがち。そのままで長時間立っていると、腰を痛める原因にもなってしまうので、この時は前述の丹田を意識して、それが体の中心に来るようにキープしてみましょう。

正しい立ち方は、自身の身体を疲れにくくしてくれるだけでなく、周囲から見ても美しく整った印象を与えます。姿勢が良い人は、自信に溢れていて魅力的に映るもの。疲れにくく立つついでに、生徒や保護者、他の先生からのイメージアップに繋がるなんて一石二鳥ですね。まずは今の自身の姿勢をチェックしてみましょう。日々の授業中や集会中などふとした時に、今回ご紹介したポイントに気をつけてみてください。