校外学習で続出!?生徒の乗り物酔いに対する予防と対処方法

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遠足や修学旅行、社会科見学など、校外学習として遠出をする時に先生を悩ませることの一つが、バスなどの移動で起こる生徒たちの乗り物酔いです。個人差がある症状だけに、乗り物酔いをしやすい生徒だけを気にかけることもできません。かと言って保護者から生徒を預かっている以上、そういった生徒のケアをすることも先生の責任です。その時になって慌てないために、車酔いの仕組みからその初期症状、予防法などの基本をここで押さえておきましょう。

目次

乗り物酔いが起きる仕組み

そもそも乗り物酔いはどうして起こるのでしょうか。もっとも大きな理由は、人間の平衡感覚をつかさどる三半規管が、乗り物の揺れや加速・減速の際に身体に加わる加速度によって、刺激され自律神経が乱れることです。三半規管の強さは人によって差があるため、乗り物酔いをしやすいかどうかの違いがここで生まれることになります。また、他にも乗り物酔いを引き起こす要因は、その人の身体のさまざまな感覚からも影響を受けるため、以下のようなものがあります。

・視覚 流れていく景色のスピードに眼球がついていけずに脳が混乱する
・嗅覚 ガソリンや排気ガスの刺激臭
・精神 他の人が酔っていてつられてしまう、不安感や心配事がある
・身体 睡眠不足や疲労などによる健康上の理由

このように、乗り物酔いになってしまう原因は一つではないことを知っておきましょう。

乗り物酔いの主な症状は?

乗り物酔いは、症状にいくつかの段階があるので、まだ軽いうちに対処をすれば生徒に辛い思いをさせずに済むことも。中にはギリギリまで我慢をしてしまう生徒もいるので、先生の方から早い段階で異変に気づいてあげられるようにしましょう。ちなみに、最も乗り物酔いをしやすいのは、小学校高学年くらいの年齢の子どもたちです。該当する学年受け持っている先生は、特に気をつけるようにしてください。

おおまかに症状が軽い順に紹介すると、乗り物酔いの主な症状は

・気分が悪くなる
・あくびが出る
・生唾がたくさん分泌される
・顔が青白くなる
・冷や汗が出る
・吐き気や嘔吐

などがあります。移動時間の長い校外学習の前に、これらの症状を心に留めておいておきましょう。

知っておくべき乗り物酔いの予防法

乗り物酔いは、予防をすれば防げることもあります。生徒全員が車内でも元気に過ごせるように、先生側も予防を心がけるようにしましょう。
効果的な予防法は、乗り物に乗る以前からできるものと、乗っている時にすると良いものの2種類に分けられます。

〈乗る前にできる予防法〉
・睡眠を十分に取り、体調を万全に整えておく
・お腹がいっぱい、あるいは空腹な状態を避ける
・もともと酔いやすい人は、酔い止め薬を予め服用する

〈乗っているときにできる予防法〉
・搭乗中に下を向かないよう、読書やメモなどは避ける
・なるべく進行方向を見るようにして、身体を安定させる
・バスの場合は揺れの少ない前方の席に酔いやすい人を座らせる
・空気の通りを良好にして、窓はできるだけ開けておく
・友達と話したり歌を歌ったりして、気分転換をする
・飴をなめたり、音楽を聴いたり、眠ったりして気持ちを紛らわす

また、中には自身が乗り物をしやすい体質の先生もいらっしゃるでしょう。校外学習では、いつもと環境が異なる分、特に生徒の行動に気を配り、指示を出したり見守ったりする必要があります。乗り物酔いによって万全の態勢でそれに臨めないという事態に陥らないために、今回の内容を参考にして、先生も事前の対策を心がけてみてくださいね。