きちんと聴かせて生徒がてきぱき動ける指示のコツ

education, elementary school, learning and people concept - group of school kids with teacher sitting in classroom

授業のほかに、ホームルームやイベントごとの準備など、生徒に指示を出してまとめ上げるのも先生の力量のひとつです。

ところが、元気な生徒たちは、いつまでも無駄話をしてばかりでなかなか話を聞いてくれない……。なんて事態もしばしば起こることですよね。

しかし、いつまでたってもそのままでは全く作業が進みません。

「◯◯先生のクラスはいつも大変そうだね」なんて他の先生に心配されないためにも、てきぱきと生徒を動かすためのポイントをまとめました。

目次

生徒が注目してから話し出す

生徒たちがガヤガヤ騒いでいたり、作業をしていて下を向いていたりする状態のまま先生が話し出しても、生徒はなかなか聞く耳を持ってくれません。

全員の目が自分に集中していることを確かめてから、改めて指示を出すように心がけましょう。

生徒が無駄話をしている場合は、手を叩いて集中を促したり、静かになるまでじっと待ったりするのも効果的です。「静かに!」と威圧するのではなく、生徒たちが自ら「今は話を聞く時間だ」と自発的に判断できるように導くことが大事です。

また、生徒たちが作業をしていて下を向いている場合は、「名前を書き終わったら文房具を置いて顔を上げてください」などと指示して、「これから先生の話が始まるな」と生徒たちに予想させるのも効果的です。

また、文房具を置かせる指示のように、手に何も持たせないことも、話に集中させるためのポイントです。

指示は短く。明確な数字を盛り込んだ説明をする

「これから3つの話をします」などと、最初にこれから話すことについて数字をおりまぜながら生徒に伝え、どれくらいの間指示を聞けばいいのかをきちんと生徒に予測させるのもおすすめです。

「まずひとつ目は…、続いて2つ目は…、最後に…」と整理しながら話すと、作文のように要点がうまくまとまって、生徒と先生の間で認識のズレができることも防げます。

また、説明は短く、リズム良くまとめて話すように心がけましょう。

大事なことだからといって、だらだらと長く説明すると逆効果になることも。話が長すぎると、生徒の集中がだんだん切れてきてしまうので注意しましょう。

作業が終わったあとのことも指示しておく

一度指示を出して生徒たちが動き出すと、先生があとから指示を付け足したり、訂正をしたいと思っても、生徒たちの耳にはほとんど入りません。

そうならないためには、先生がこれから生徒に出す指示をあらかじめ、ある程度先まで見通しておくことが大切です。

「これから◯◯をします。それができた人は××をして、それも終わったら△△をしておいてください」と、流れを説明しておくとスムーズです。

とはいえ、状況に応じて、どうしても途中で指示を訂正しなければならない場面も出てきます。

そんなときは、「ごめん、途中だけれど一旦手を止めて話を聞いてください」といったように、全員の注目を再び集めてから指示を出し直すようにしていきましょう。

以上のことを意識すれば、生徒がなかなか指示を聞いてくれない場合でも、むやみやたらに大声を出して生徒を怖がらせたり、嫌われたりせずに効率的に作業を進めさせることができると思います。

ひとクラス数十人もの生徒たちをまとめるのは、かなりのパワーがいる仕事ですが、このような小さな工夫が、生徒との一体感を生み出すきっかけになっていくはずです。