先生として観ておきたいTEDの名作スピーチ3選

Business People Meeting Conference Speaker Presentation Concept

名スピーチが数多く生まれている「TED」をご存知ですか?

TED(Technology International Design)とは、アメリカ・ニューヨークを拠点とし、deas worth spreading (広める価値のあるアイデア)の精神のもと、学術・エンターテインメント・デザインなど、様々な分野の第一線で活躍する人物を講師として招き、定期的にカンファレンスを開催しているグループの活動です。

カンファレンスの模様は、TED Talksという動画アーカイブとしてインターネットを通じて全世界に無料で公開され、一般の人も、いつでもそれを視聴することができます。

今回は、そのなかでも先生として一度は観てほしい名作スピーチを厳選。内容を簡単にまとめてみました。

http://nolife-nowork.hatenablog.jp/entry/2014/05/04/065846

目次

サイモン・シネック

「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」

コンサルタントとしてアメリカで絶大な信頼を獲得し、多くの企業や組織に「人をインスパイアする方法」伝授してきたサイモン・シネック氏の名スピーチです。

周囲を巻き込み、奮起させ、感激させる企業やリーダーには意外な共通点があると諭します。

例えば、アップルコンピュータの製品はなぜ、こんなにも爆発的に世に広まったのか。その秘密は、商品の魅力ではなく、彼らが「なぜ」この商品をつくったのかを消費者に伝えてきたからだそう。

人の脳の仕組みは、「何を」ではなく、「なぜ」に動かされる性質になっているんだとか。先生も、生徒に物事を伝えるときはこれを応用することができそうですよね。

積極的に学ばない生徒にあれこれダメなところを注意するのではなく、「なぜ」それを学ぶことが大事なのかをきちんと伝えられるようにしましょう。

そのためにはまず、先生自身が、教えたい学問を学ぶことの意味について噛み砕いておく必要がありますね。

スーザン・ケイン

「内向的な人が秘めている力」

ニューヨークで弁護士として活躍後、ライターに転身したスーザン・ケイン氏のスピーチは、内向的な性格の人に対しての世間のネガティブなイメージについて警笛を鳴らします。

特にアメリカ人と言えば、社交的で自己主張が激しそうなイメージがありますが、実際にはその3分の1は内気でシャイな内向型の性格だそう。

しかし、外向型が重視されるアメリカにおいては、内向型の存在感は薄く、出世競争でも不利になりがちです。

このスピーチでは、内向型が直面する数々の問題を浮き彫りにするとともに、あまり顧みられることのない内向型の強みと魅力を明らかにし、その個性を伸ばして生かす方法を考えさせられます。

日本人の特徴に当てはまる部分も多いと思いますし、クラスのなかでも、大人しい性格の生徒はいると思います。

必ずしも元気で明るい生徒だけが有能とは限らないこと、その子の個性と能力を評価することの大切さに気付かされるスピーチです。

植松努

「思うは招く」

TEDには、日本人のスピーカーも数多く登壇しています。

そのなかでも多くの人々の感動と共感を集めているのは、北海道で工場を営んでいる植松努さんのスピーチ。テーマは「思うは招く」です。

幼少時代から宇宙に憧れていた植松さんは、さまざまな困難を乗り越えた末に、現在は夢だった宇宙開発に携わっています。

特に教育の視点で印象的なのは、幼少時代のエピソード。「そんなの無理」と先生に言われて、とても悲しい思いをした少年時代に、「できそうなことを夢にするのっておかしいんじゃないかな?」と疑問を抱いたそうです。

こんな植松さんの主張は、生徒と日々接する先生の心に刺さるはず。

先生は、生徒の目標や夢を潰すのではなく、それをどうしたら叶えることができるのかを一緒に真剣に考えるようにしていきたいものですね。そんなときに、生徒にも紹介したいスピーチです。

スピーチの内容もさることながら、それぞれのスピーカーの、聴衆を惹きつける話し方も授業の参考になりそうです。

『TED』のサイトにはほかにもたくさんの名スピーチが掲載されているので、この機会にお気に入りのスピーチを見つけてみてはいいかがでしょうか?