梅雨入り前に知っておきたい食中毒を防ぐ方法

食中毒を防ぐ

もうすぐやってくる、湿気の多い梅雨の季節。じめじめした暖かさが続くこの時期はカビなどの雑菌にとっては好都合です。そこで気をつけたいのが、生徒たちをめぐる食中毒の危険性についてです。学校や塾で生徒が食事をする機会は何度もありますよね。そんなときに先生として気をつけるべきポイントを中心にまとめました。

目次

手洗いの設備を整える

食中毒の原因の一つは、人の手に付着した雑菌が人体に影響を与える量にまで増殖すること。
常にさまざまなモノに触れる手は、雑菌がたくさん付着しています。学校での給食の準備ではもちろんですが、どのような状況でも生徒が食事前に必ず手を洗う環境づくりを先生は心がけると良いでしょう。そのためには、学校や教室の水回りの整備が大切です。水道の近くに清潔な容器に入った薬用石鹸を用意しておいたり、正しい手洗いの手順が示されたポスターを貼っておいたりするのも効果的です。

硬化して汚れた固形石鹸が水道の横にポツンとおいてあるだけ、なんてことになってはいませんか?個人の塾やお稽古教室などの比較的小規模な教育機関では、生徒が手を洗いたくなるようないい香りの石鹸を用意しておくなど、きめ細やかな配慮ができる場合もあるでしょう。生徒に手洗いを呼びかけることももちろん大切ですが、肝心の「手を洗う環境」は十分に整備されているのかどうかにも、この機会に目を向けてみてください。

お弁当の場合は保護者と留意点を共有

学校や塾の中には、生徒がお弁当を持ってきているところも多いと思います。
その場合は、お弁当を用意する保護者の方々とも、食中毒を防ぐ方法を共有しておくことをおすすめします。

学校で食中毒が発生すると、原因が各家庭のお弁当だったとしても、学校側の責任になってしまうことも大いに考えられます。
保護者の方にお弁当を用意してもらう際に気をつけてもらいたいのは、
・しっかりと食材に火を通す
・生野菜などは避ける
・汁物の多いおかずを避ける
・しっかりと冷ましてから蓋を閉める
の4点です。特に気候が暖かい季節はお弁当の管理には気をつけないといけません。

夏を迎える前の時期に、これらのお弁当作りの際に気をつけて欲しいことを資料としてまとめ、保護者の方々に通知しておくといいでしょう。また、教室でのお弁当の保管方法にも、先生は目を向けることが大切。暑さによってお弁当が劣化するのが心配な場合は、生徒に保管方法をアナウンスするほか、先生がお弁当を集めてまとめ、昼食の時間まで直射日光の当らない涼しい場所に保管しておくのも手です。

教室の衛生環境にも注意

生徒が食事をする教室などの衛生環境にも目を向けましょう。チョークの粉やホコリなどが充満している……などということはありませんか?
また、風邪を引いている生徒が多くて、咳やくしゃみによって部屋中に菌が充満している場合も考えられます。こまめに室内の換気をしたり、雑菌が集まりやすいホコリや細かなゴミなどは極力少なくするように、掃除の際などに生徒に指導をしたりすることも重要です。
清潔な環境でご飯を食べたほうが気持ちがいいですものね。

また、給食の時は机同士を動かしてくっつけるなど、一度に大勢が動くことでホコリが舞うような状況になりやすいので、それと同時に給食の配膳を行わないようにするのも工夫の一つです。

何人もの生徒が一緒に活動する場だからこそ、一人の感染が大事故につながってしまう食中毒。
このような教育現場での食中毒は度々問題になっていますが、その原因は、ささいな注意で防げることが多いのも事実です。梅雨の季節がやってくる前に、未然に防ぐ準備をしておくといいかもしれません。