兄妹構成から見る教師の為の性格診断

性格

一人ひとりの性格を把握して、それに応じた接し方を工夫するのも、生徒と真剣に関わっていく上では、先生にとって大切なことです。
とはいっても、抱えている生徒の数がたくさんいたり、新しいクラスになって間もなかったりすると、なかなかそれも難しいものですよね。

生徒の性格は、少しでも早く、そしてより深く理解するに越したことはありません。そして、人間の性格を形成するのには、幼いころに育った環境も大きく影響します。
兄妹構成もその大きな要因の一つ。そこで今回は、どのような兄妹構成だと、それぞれどんな性格になる傾向にあるのかを簡単にまとめてみました。

目次

面倒見が良く、責任感の強い長男・長女

初めての子どもなので、最初は周りの大人たちにとても大切に育てられる場合の多い長男・長女。
しかし、下の子が生まれると、周りから「お兄ちゃん、お姉ちゃんになったからしっかり面倒を見てね」と言い聞かせられるので、無意識に親や身近な大人に甘えるのを我慢するようになる傾向にあります。
その結果、あまり自己主張をしない反面、目上の人に対して聞き分けが良く、責任感の強い性格の人が多いのが特徴です。

もちろん、幼いころから弟や妹と一緒に過ごしている分、面倒見の良さも兼ね備えています。

自己主張の強い反面、社交的な中間子

甘えることも、面倒を見ることも経験してきた中間子は、兄もしくは姉であり、弟・妹である中立的な立場だからこそ、他の兄妹に負けないような自分の存在感を確立させようとする傾向があります。
その結果、独特の世界観を持っていたり、目立ちたがりの性格だったりする人が多いようです。

また、他の兄妹よりも家族内で相手によって立場が変わる機会が多いため、話し方や人との接し方のバリエーションが自然と身につき、コミュニケーション能力に秀でているのも特長です。

甘え上手で負けん気の強い末っ子

生まれた時からずっと家族の中で最年少である末っ子は、いつも周囲に守られて育ってきた場合が多いため、何か困ったことがあったら、迷わず周囲の人に頼る甘え上手です。
その反面で、幼いころは兄妹の中で一番体が小さかったり、知識が少なかったりするので、兄や姉に意地悪をされて悔しい思いをすることもしばしば。
だからこそ、負けん気やチャレンジ精神が強く、要領良く物事をこなすことができる性格の傾向にあります。

マイペースで穏やかな一人っ子

兄妹のいない一人っ子は、家族の中で対人関係を学べるチャンスが他に比べて少ないので、気の配り方や人との関わり方が苦手な場合も……。

また、マイペースで周囲の意見に左右されることが少ないのも特長です。比較的マイナスなイメージを持たれやすい一人っ子ですが、兄妹同士で親に比べられたり、兄妹のことを妬んだり羨んだりすることがないので、穏やかな性格の持ち主が多いようです。

普段接している生徒に当てはまる部分はあったでしょうか? この世に同じ性格の人間は一人もいないとはいえ、面談などをすると、少なからず兄妹構成の話は出てくる可能性が高いのも事実。
例えば生徒の進路相談をしている際に、長男・長女である生徒は「下にも兄妹がいるので…」と気にしたり、上がいる生徒は「お兄ちゃん、お姉ちゃんはこうだったから…」と進路を参考にしたりすることも。
こうした側面では、兄妹構成も少し参考にしておくと、生徒への理解がより深まるかもしれません。