子どもたちを電子機器の事故から守る「ペアレンタルコントロール」

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スマートフォンやゲーム機器、パソコンなど、現代では子どもたちが電子機器を使用する場面も当たり前になりつつあります。一方で、子どもたちはこれらを安全に使用する知識がまだ十分ではありません。先生や保護者の方々の目が届かない場所で、子どもたちが電子機器で危険な目に合わないために有効なのが「ペアレンタルコントロール」です。ここでは、その基本と、代表的な機器のサービス内容についてまとめます。

目次

各メーカーが配慮している「ペアレンタルコントロール」

「ペアレンタルコントロール」とは、パソコンやゲーム機、携帯電話などを子どもたちが安全に使用するために、大人が設定できる利用制限のこと。「ペアレンタルサポート」とも言われます。

しかし、現状ではこの機能は保護者や先生方にはあまり知られていません。まずは「ペアレンタルコントロール」について大人が学び、子どもたちを情報社会の危険から守り、安心して使える環境を提供することが重要です。大人も子どもも同じような電子機器でインターネットやゲーム、音楽などを楽しむことができる現代だからこそ、各メーカーの開発・製造者たちは子どもたちへの悪影響を配慮し、大きな事件や事故につながってしまうことを未然に防ぐための工夫をしています。

「ペアレンタルコントロール」の例

例えば、インターネットテレビやデジタル音楽プレーヤーには、インターネットやデジタル放送への接続制限、ブラウザ利用制限、コンテンツ制限などが含まれているものもあります。取り扱い説明書などをきちんと読むと、これについて詳しく記述されている場合も。子どもたちにこのような電子機器を使用させたり、プレゼントしたりする際には、保護者の方々がまず説明書などで「ペアレンタルコントロール」の存在を確認するよう、先生の方でも呼びかける必要があります。
また、「ペアレンタルコントロール」の設定方法は共通している設定項目も多く、ある程度説明書を読むことで、他の機種に設定する場合の応用もできるようです。

実際に、代表的な電子機器などで制限可能な「ペアレンタルコントロール」の内容などを以下にまとめました。

〈ニンテンドーDS・3DS編〉
・インターネット閲覧用ソフトの使用
・インターネット上ショップでの商品などの購入
・3D映像の表示(3DSのみ)
・画像、音声、動画の送受信
・他ユーザーとのネット通信
・他ユーザーとのすれちがい通信
・フレンドの登録
・DSダウンロードプレイの利用
・配信動画の視聴        など

〈PS vita編〉
・閲覧用ソフトの使用
・位置データの使用
・年齢制限アプリケーションの使用
・配信動画の視聴        など

〈Android スマートフォン編〉
・メールやカメラ、アプリケーションなどの利用
・指定した相手だけとのメールや通話
・Wi-Fi経由でのインターネット接続
・曜日によって、使える時間の変更
・有害サイトのフィルタリング        など

〈iOS編〉
・利用できるアプリケーションの制限
・Wi-Fi環境での適切な使い方のサポート
・有害サイトのフィルタリング
・音楽などの購入制限
・インターネット使用時の保護者の承諾        など

学年に応じた「ペアレンタルコントロール」を

何をどこまで制限するかは、子どもの置かれている状況や電子機器が持つ危険性への理解度などで変わってきます。特に注意したいのは、さまざまな機器に慣れて、使いこなせるようになってきた小学校高学年から中学校くらいの年齢の子どもたちです。だんだんと自立するようになり、先生や保護者の目が離れがちになるので、油断をしがちなこの時期にこそ注意が必要です。

「ペアレンタルコントロール」についての分かりやすい資料などは、インターネット上でも簡単に手に入ります。先生は、保護者との懇談会の機会などにぜひ一度話題に取り上げ、資料を配布するなどして、生子どもたちの安全に努めてください。