改めて見直したいPTA活動や地域活動のメリット

PTA

先生方にとって、生徒と向き合う以外にも重要な活動である、PTAや地域の方々との関わり。忙しさの中で生徒に直接関わる事柄を最優先にするあまり、疎かにしてしまうこともあるのではないでしょうか?しかし、PTAや地域活動への参加は生徒のことを外的要因から知れたり、生徒の周りに安全な環境を作れたりと、実はメリットがたくさんあります。そこで今回は、PTAや地域活動にかんする基本的知識と、参加する意義についてまとめました。

目次

【PTA活動】保護者との接点を増やす貴重な場

PTAとは「Parent-Teacher Association」の略語。現在は子どもたちの学校生活を支援する団体のような位置づけになっていますが、そもそもの目的は、「生徒の保護者と先生が対等の立場で学習し、自己を高め合うこと」としています。また、PTAは本来、保護者の方々の自立的な組織によって運営される団体です。PTAと先生方が積極的に交流をしていくことで、学校組織と保護者組織が手を取り合って子どもたちの成長を見守ることが大切です。

【PTA活動】情報交換を活発にすることで、ニーズに合った研修を

保護者の方と直接会える機会は、授業参観や運動会など限られたタイミングしかありません。PTA活動は、生徒達が主体となる学校行事以外で、保護者の方としっかりコミュニケーションを取るための場でもあると言えます。会議やイベントなどを通じて保護者の方々の人柄や想いが見えてくるだけではなく、学校生活における不安や疑問など、率直な気持ちを伝えてもらい、共通理解を生み出すのにも役立ちます。
全ての保護者の方々が、子どもたちが通う学校の方針や目標、具体的な教育法などを理解しているとは限りません。PTA活動において、学校側の抱える現状や課題を保護者の方々に共有することで、学校教育への理解、関心を高めることができます。同様に、家庭教育でどう子どもに向き合えばいいのかを不安に思う保護者に対し、現状課題を理解し、どのような手立てが必要なのかを学校側も考えてサポートする機会ができます。このように、子どもたちの成長を促すための連携を深めた上で、お互いのニーズに合った研修会や講演会などを行いましょう。

地域活動―地域ネットワークの構築

地域活動に参加することで、人間関係の広がりや学校のある地域への理解が期待できます。職場の移動などにより、先生が知らない街で仕事をすることになったとき、はじめは、ほとんどの情報を持ち得ていませんよね。生徒がよく遊びに行く場所や、治安の悪い場所、災害時の避難経路などは、その地域に住んでいる方々から、生の情報を聞いた方が確かな情報が得られるでしょう。また、どんな人がそこに暮らしているのかを知り、コミュニケーションを取ることで、先生自身の視野が広がるだけではなく、目の届かない場所での子どもの様子を代わりに見守ってもらえることもできます。地域のお祭りなどに参加すれば、地域の方も先生自身との交流を通して学校の活動に興味を持ち、学校行事などに参加しやすくなるメリットもあります。

地域活動―地域の伝統を知り、伝えることができる

生徒たちにとって、自分が生まれ育った土地の歴史や伝統などを知り、より理解を深めていくことは重要です。総合的な学習の時間などで実際に学校周辺の地域について調べたり、フィールドワークを行ったりするにも、まず指導にあたる先生自身がある程度その地域について理解をしておくことが大切。そのためには、上で挙げた地域のお祭りなどのイベントに参加することも貴重な財産になります。
生徒たちも、先生の口から自分の住む地域の魅力を語ってもらうことで、より親近感を持って伝統や歴史を学ぶことができるのではないでしょうか。

PTAや地域の方々と交流をする活動は、生徒たちとコミュニケーションを取ることを大事にしている先生だからこそ、後回しにしがちです。しかし、生徒たちの周囲の環境を知ることは、結果として生徒を理解する際の大きな一歩にもなるでしょう。PTAや地域の方々、そして学校。それぞれが担う役割は非常に大切です。保護者や地域の方と連携しより良い教育の場をつくるためにも、日ごろからのコミュケーションの場として、PTA活動や地域活動の場を活用していきたいですね。