苦手科目は思い込みだった?楽しく学ぶ勉強の仕方

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生徒には得意科目や好きな科目がある反面、苦手科目や嫌いな科目もあります。 「苦手」や「嫌い」の意識をポジティブに変換することは、そう簡単ではありません。先生の方から興味を持ってもらえるように指導するにも、生徒全員の意識を変えることは至難の業です。しかし、苦手なものをそのままにしていては、一向に生徒の成績は上がらず、その科目に対する苦手意識はずっとつきまとってきます。しかし、きっかけ次第で、苦手だったものが好きに転じることもあります。今回はそのきっかけになるような、苦手科目を楽しく学ぶ方法をまとめてみました。

目次

教科単位ではなく、単元を好きになる

そもそも、なぜ苦手科目があるのでしょうか。テストの点数が低いから?授業の内容を理解できないから?もしかしたら苦手科目が苦手というのは単なる思い込みで、本当は苦手ではない可能性もあります。苦手意識を持つようになると、脳は覚えるのを放棄します。不快な思いをしたとき、記憶を司る「海馬」が不快に感じる物質が出て、動きを止めてしまうそうです。これでは、いくら一生懸命に知識を詰め込んでも覚えられなくなってしまいます。

そんな時は苦手科目そのものに目を向けるのではなく、「単元」に目を向けるようにアドバイスしてあげましょう。例えば国語なら物語や詩は好きとか、数学なら図形問題や確率問題は得意とか、苦手だと思っていた科目の中に、実は少しは好きなところや得意なところがある場合があります。単元ごとに勉強をするようにしていくと、いつの間にか苦手だと思っていた科目の点数が上がり、自信にも繋がります。

苦手科目に対し積極的になる

嫌だな、苦手だな、という思いがあるのに無理やり勉強しても、もっと嫌悪感がひどくなる一方です。しかしそれは、授業だから受けなければいけない、テストに出るから勉強しなければいけない、といったように生徒が勉強に対し受け身であることが要因の一つでもあります。そこを逆手にとり、苦手科目に生徒自身が積極的になるようにしてみましょう。いきなり積極的に勉強しようにも、苦手意識がある状態だと上手くいきません。例えば教科書を開いて興味がありそうな問題を解いてみたり、一ページだけ音読してみたり。生徒自身ができることから始めるのがポイントです。これは「系統的脱感作法」という行動療法の一種で、不安に感じるものをレベル分けし、低いものから順に手をつけすべてクリアすると苦手意識がなくなっている、というものです。

好きな分野に関連付ける

苦手なものに対して積極的になると言っても、その中から面白いと思えるポイントを見つけるのは、難しいですよね。逆に好きなものに対するパワーは計り知れないものがあります。そこで、苦手だと思うものを好きな分野に関連付けてみてください。例えば好きな漫画や好きな科目と紐づけてみる。好きな漫画が音楽を題材にしたものだと、それまで音楽の記号が何も頭に入ってこなかった生徒も、この記号はこうやって使うんだ!などストーリーを通じて知ることができます。好きになる入口はどこかにあります。それを見つければ、苦手だった科目を楽しく勉強できる糸口が見つかるかもしれません。

苦手科目には点数が低い分だけ、伸びしろがあります。得意科目を5点伸ばすのも大事だけれど、苦手科目を20点伸ばせたら、生徒の自信に繋がりますよね。成長を実感することで生徒はモチベーションを保つことにつながります。勉強の仕方や向き合い方は十人十色。それぞれの生徒に合った苦手科目との向き合い方を先生から提案することで、生徒の中に秘められた能力も高まっていくはずです。