大事なのは「何をどう伝えるか」しっかり届く学級通信のコツ

pixta_10682207_M

先生から保護者に配布する「学級通信」。多くの学校では、先生が担任しているクラスごとに作成しています。学級通信の内容や作成の頻度、配布方法などは先生によってさまざまですが、1枚の学級通信を作成して保護者の手元に届けるのは、先生にとってなかなかの骨が折れる作業です。しかし、学級通信には、保護者の方々と先生が良好な関係性を作るためのメリットもあります。せっかく作成するのなら、より意義のある内容にして、しっかりと読んでもらいたいですよね。今回は、そのためのポイントをまとめました。

目次

先生の想いを綴る 学級通信の意義

学級通信の作成は、業務の多い先生方にとっては負担になることも少なくありません。しかし、それでも学級通信には、先生と生徒、保護者の方々の心をつなぐ大事な役割があります。

学級通信を配布することは、先生がどのような思いでクラス担任をしているのか、学校での生徒たちをどのように見守っているのか、また、保護者に向けてどのようなことに気を付けてほしいのかを書くことができます。つまり、普段顔を合わせることができない保護者への、先生からの意思表示のツールでもあるのです

また、学級通信では、学校全体の連絡よりも、生徒一人ひとりをフォーカスすることができます。学級通信に自分のことが書かれていると、生徒自身もクラスへの帰属意識を持ちやすくなります。

せっかく作成する学級通信なので、しっかりと保護者や生徒たちに読んでもらい、良好な関係性を築くツールとして最大限に役立てたいもの。そのためのポイントを以下にまとめました。

学級通信第一号の内容では特に先生の意思表示を

新学期となり、新しい生徒や保護者と関わることになって最初に発行する創刊号の学級通信では、先生が大事に思っていることや、避けたいことなどの想いを特にしっかりと書いていく事が重要です。また、保護者の方々にクラスの基本情報を伝えておくことで、安心感を与えることも忘れてはいけません。

主な内容としては、
・担任としてのクラス運営方針
・保護者へのあいさつ
・クラスの名簿
・グループ活動や清掃班などのメンバー表

などを盛り込むといいでしょう。また、保護者へのあいさつも兼ねて、生徒たちに対する愛情や教育への意気込みを伝えるのも有効です。

「誰」に「どんなことを」伝えたいかを明確に

どんな発信ツールでも言えることですが、まずは「誰に、どんなことを」伝えるために学級通信を書くのかを明確にしましょう。保護者に生徒の学校での様子伝えるためなのか、家庭での生徒の過ごし方をより良くするためなのか、子どもたちと保護者の両方に、学問のヒントになる内容を紹介するのか……。一通の学級通信内で複数の目的やターゲットが混在する場合も、コラムや特集ごとには必ずこれらの明確な目的を定めておくと、より効果的です。

先生自身が学級通信を作成しながら誰に宛てて書いているのかが実感できていると、文章自体も自然と温度感のある、想いのこもったものになります。

生徒たちに対する目線は「フラット」

多くの人に文面や写真などで伝わる学級通信では、普段生徒と接するよりもさらに中立性に気をつける必要があります。普段の学校生活では、先生を慕って積極的にコミュニケーションを取ってくる生徒と一緒にいる機会が多くなるのは自然なことです。しかし、学校での様子を毎日見ることのできない保護者の方々はそれを知ることもありません。

先生にとって、クラスの中でも印象深い生徒がいるとしても、先生側からの発信である学級通信では、常にクラスの生徒全員を順番に登場させたり、一年間の発行の内に全員の名前が登場させたりするような心がけも大事です。

「◯◯先生はあの子だけ贔屓にしている」などと、他の生徒や保護者に思われてしまっては、良好な信頼関係を築くことは難しくなってしまうでしょう。また、学級通信に全員の名前が載る機会を心がければ、普段から生徒一人ひとりを注意して見る意識が自然と芽生え、クラス運営にも役立つでしょう。

学級通信のツールを考える

これまで、学級通信といえば先生が紙に印刷したものを生徒たちに配布し、それぞれの保護者に手渡してもらう方法が主流でした。しかし、時代の変化とともに、先生と保護者の間でのメールのやり取りを積極的に行っている学校もあります。「紙」という概念にとらわれることなく、どんなツールであれば効果的に目標を達成できるのかを考えた上で、紙にするのか、通信機器を活用するのかを選択していくことが大事です。

また、『うさぎノート』を活用してくださっている先生の中には、学級通信として普段の生徒の様子や先生の想いを発信している方もいらっしゃいます。投稿方法はSNSのように手軽なので、手間を省きながらも、リアルタイムでの発信ができる点はオススメです。

とはいえ、このような通信ツールと紙の印刷物の両方を活用している先生や学校も多いので、それぞれのツールを活かした方法で学級通信を作り上げていくことも重要です。伝えたい内容をまとめ、このツールでは業務連絡、別のツールでは生徒の様子、などと情報を統一化するのもおすすめです。