「見直し力」をつけて成績アップ

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学校や学習塾などで行うテストは、普段の授業が理解できているかどうか、内容が定着しているかどうかを確認するのが、本来の目的です。しかしテスト期間に入ると、「いかに高得点を取るか」の対策に注力しがちです。もちろん、テストのための勉強も大切ですが、その後の成績アップにつなぐためには、テストが終わってからしっかり見直しをし、内容を改めて定着させることも大切です。そこで今回は、生徒がテストの見直しをする際に気を付けたいポイントについてまとめました。

目次

間違えた原因別に対策する

まず、テストの答案が返ってきてからすぐに見直しを始め、どこが間違っているのかを確認しましょう。そこから、間違えた原因が何かを考えます。ケアレスミスなのか、覚えられなかったところなのか、それとも全くわからない問題だったのか……。原因別に対策をすることで、次に同じ間違えをすることがなくなり、生徒自身の課題点も見つけやすくなります。

・ケアレスミスが多い
ケアレスミスは、時間が足りなくて焦ってしまったり、普段と違う緊張感から起こりやすくなります。テストの時間配分を決めて見直しの時間を作ることで、こうしたうっかりミスは防ぐことができます。

・勉強したけれど覚えられなかった
問題を見たことはあるけれど、解き方を間違えたり、答えが出てこなかったりする場合は、分かっているつもりになっていることが多いです。授業で習ったところを勉強するだけではなく、定着しているかどうかを教科書のワークで試してみましょう。次の授業の宿題を予習にするのではなく、復習として応用問題を出すのも先生のやり方のひとつです。

・全然分からない問題だった
教科書や授業中にとったノートを見直して、何が分からなかったのか復習する必要があります。もしかすると、勉強方法が生徒自身に合っていない場合もあるので、その科目が得意な生徒のノートの取り方を参考にしたり、先生が補習授業を行ったりすると、理解度が増すかもしれません。

復習は4回やる

テストを返却するとき、先生は授業のどの部分の理解度を図る問題だったのか、考え方のポイントを説明すると良いでしょう。生徒は解説を聞きながらそれをノートにまとめたら、必ず次の日までには復習をするのが大事です。一般的に、脳が物事を記憶する期間は1か月と言われています。しかし声を出し、手を動かすことで脳への記憶がされやすくなり、さらに繰り返すことで、記憶したものを忘れにくくなります。少しずつ間隔をあけながら、1か月のうちに4回復習するのが理想です。

もう一度テストを行う

間違えた問題の原因を考え、脳に定着するくらい復習をしたら、次はもう一度問題を解き直します。脳にとっては情報を覚えることよりも、覚えた情報を使うことの方が重要です。例えば、漢字は実際に使われる文章によって同じ読みでも違う漢字を当てはめます。学習した内容は、どんな時に使う情報なのか情報の出し入れをすることで、脳は付随する事柄と関連付けて覚えることができます。そのため、覚えるだけではなく問題を解くことも大切なのです。

いかがでしたか。見直しをすることは、今後の授業だけではなく受験にも活きてきます。見直しも一回の復習で覚えられる科目もあれば、10回復習してやっと覚えられる科目もあります。生徒がどれくらいのペースで復習すると覚えやすいのか、実際のテストの点数や間違えた問題を見ながら、一緒に勉強のスケジュールを立ててあげるといいかもしれません。計画を立て実行し、見直しをする過程を繰り返すことで、より効果的に対策ができます。