授業にも活かせる!プレゼンテーションの基本

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普段教壇に立つ先生にとって、生徒の興味を惹きつけながら授業を進行するには、何をすればいいのかを悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。どうしたら生徒が注目してくれるのか、理解しやすくなるのか、悩みは尽きませんよね。そんな時は、ビジネスシーンで活用されているプレゼンテーションを参考にしてみてはいかがでしょうか。これらには、先生が日頃行っている授業でも応用できる内容がたくさんあります。そこで今回は授業にも活かせる、プレゼンテーションの基本をまとめました。

目次

聞き手を思いやる話し方

プレゼンテーションでは、重要なキーワードや内容は他の箇所よりも大きな声でゆっくり話すのが基本です。話し方に変化をつけることで、「今、重要なことを話している」と相手に伝えることができるのです。授業中に板書をしながら、重要な箇所を色チョークで変えるのもいいですが、強弱をつけて話をすることを心がけると、より生徒に分かり易く伝えることができそうです。
またその逆で、通常の話し方よりも小さい声で話すことで、かえって聞き手の注意を惹きつける技法もあります。ただの小さい声だと聞こえませんが、腹式呼吸を使ってお腹から声を出すことで、聞き手にも声が届きやすくなります。

長い授業時間を抑揚のない話し方で先生が教えていると、生徒が退屈に感じてしまうこともあります。聞きやすいプレゼンテーションのように、声の大きさをコントロールして、生徒の興味を惹きつけるようにしてみましょう。

視覚に訴えるボディランゲージ

人間が視覚から得る情報は、全体の約7割を占めるといいます。したがって、ボディランゲージが適度にあることで、生徒に効果的に熱意を伝えることができます。例えば、数字を表現する際に指や手で表現したり、強調したい話題は両手を広げて話しながら表現したり。テレビ番組の司会者や、実際に講演会などに参加したときのスピーカーの身振り手振りを参考にしてみるといいかもしれません。

自信があるように振る舞う

授業を行うとき、自信がなさそうな先生だと生徒は不安になってしまいます。分かりやすさも大切ですが、それと同じように、話し手としての振る舞い方を意識するのもプレゼンテーションの手法の一つです。その中でも特に重要なのが、視線と姿勢。

生徒に視線を向け、目を合わせることで、生徒は「自分に向かって話してくれている」という感覚を持ったり、「先生に見られているから授業に集中しよう」とより意欲的に授業に臨んだりすることができます。そこで、先生はできるだけクラスの全員に視線を送るのがベストです。

また、うつむき加減の姿勢で授業をしてしまうと自信のなさそうなイメージが生徒に伝わってしまいます。かといって、顎を上げて話すと、生徒を見下ろすような話し方になり、生徒に不快感を与えてしまうことも……。ベストな姿勢は、背筋を伸ばし、少し顎を引いて話す状態です。正しい姿勢で話すことで、説得力を持たせることもできます。

話すテーマを明確にする

上手なプレゼンテーションには、必ずテーマが存在します。「あれもこれも」と一度に複数の情報を与えてしまうと聞き手が混乱してしまうからです。授業も同じように、何について教えるのかを示す「目的地」をはっきりさせることで、生徒の関心を引いたまま授業を進行することができます。最初に、このテーマについて授業を進めていきます、とアナウンスをしたり、目次のようなものを作って生徒に伝えたりすると授業の流れが分かりやすく、理解を促しやすくなるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。プレゼンテーションの語源は「プレゼント」という動詞。話し手が、聞き手に心を込めて情報や知識を伝えるということです。先生が生徒に普段行っている授業も、「プレゼント」と同じ気持ちで臨みたいものですね。生徒のこれからの人生に必要な情報を、ぜひ贈り物を送るつもりで伝える心がけをしてみてください。