本番に失敗しないために!模擬試験のうちから生徒に呼びかけておくべきこと

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夏休みが明けると、特に本格化してくる入学試験対策。生徒たちは模擬試験を受ける機会も増えてくるでしょう。模擬試験は、生徒の現在の学力を知り、志望校合格に向けて、これからつけていくべき力を判断するために重要な機会です。同時に、本番の試験に落ち着いて臨むための予行練習の役割もあります。今回は、模擬試験の時から習慣化して、大事な入試で失敗しないためのポイントをまとめました。

目次

試験前日の生活リズムを考える

受験の前日には、どのような勉強をするべきかを生徒と一緒に考え、模擬試験の前日にも実行させるようにしましょう。基本的には、新しいことを学ぶよりも苦手な部分を重点的に復習して、これまで勉強してきた知識に抜けがないようにすることがおすすめです。

こういった時のために、日頃勉強をしている中で間違いが多い箇所は「復習ノート」を作成して、まとめさせておくと有効です。「復習ノート」を試験前日に振り返って、「これだけやったんだから大丈夫」と心を落ち着かせるのも、生徒にとっては自信につながります。

試験会場までの道のり、トイレの位置などを事前に確認

試験の会場は、必ずしも普段生徒が授業を受けている学校だとは限りません。受験本番の会場は、センター試験ならば近隣の大型施設、大学ごとの試験なら、生徒の志望する大学のキャンパス内である場合がほとんどです。そこで、校外で行われる模擬試験に生徒が参加する場合には、生徒が本番の会場のイメージに慣れるように、先生は「予行練習」としてのアドバイスをするといいでしょう。

家から試験会場までの交通手段や所要時間の確認や、会場内の配置図を模擬試験前に確認しておくことも大切です。特に、会場にあるトイレの場所は要チェック項目。試験中の限られた休み時間の中で、トイレに行こうとして迷ってしまっては、時間の無駄になってしまいます。

また、模擬試験の中には、センター試験や大学入試と同じ会場で行われるものもあります。本番の環境に慣れるためにも、同じ会場を使う模擬試験は一度体験させておくといいでしょう。

開始直前には暗記系や苦手ポイントの再確認を

問題用紙と答案用紙が配られる直前まで、受験生はとにかく知識を詰め込んで、1点でも高い点数を取りたいと思うでしょう。そんなときに、効果的に復習ができるよう、振り返る内容についても先生からアドバイスしておくといいかもしれません。

例えば、古文や英語、数学などの科目は、文法や単語、公式などの暗記科目を、歴史系などの暗記事項が多い科目であれば、普段つまずいている部分を重点的に振り返るようにします。この時にも、前述の「復習ノート」が役立つはずです。

試験本番と同じ道具を使う

試験時に使用する道具類は、生徒が使いやすい物を選び、普段の勉強から同じものを使うように先生から呼びかけておくといいでしょう。筆記用具の芯の硬さも、筆圧などを考慮して、折れにくく、しっかりと濃さが出るものを選ばせるようにしましょう。

また、本番の試験会場では、部屋の時計が外されていることも多くあります。そのため、生徒は自分の腕時計などを机の上に置いて、時間を見ながら試験に臨むことになります。模擬試験の機会を活用し、使いやすい時計を薦めたり、生徒が試験中に一番見やすいポジションはどこなのかを確認したりさせるようにしましょう。

時間配分や解く順番を試す機会にも

模擬試験は、生徒が自分に合った時間配分や解く順番を見つけ出すのにも最適の機会です。まず、解答用紙は出題される順番に埋めていくと決めつけることはありません。例えば、じっくり時間をかけて考えたい長文読解の問題などをあえて最初に解く方法もあります。本番の試験で急にそのような解き方をするのはリスクがあるので、模擬試験の間に、「今回は苦手な出題形式の方から解いてみたら?」などと生徒にアドバイスするのもいいでしょう。

また、回答の時間配分も本番の試験までに調整させておくようにしましょう。試験問題の量は少なくはないので、生徒によっては最後の問題までたどり着かずに時間が終了してしまうこともあります。「解けたのに、時間が足りなかった」などといった悔しい結果にならないよう、解答時間内で全ての問題に取り組むための戦略を、生徒と一緒に立てるようにしましょう。もちろん、試験時間内にきちんと見直しまでできるように時間配分をすることが大切です。

問題を解く順番や時間配分は、本番までに何度か練習しておく必要があります。模擬試験の機会を大切に使い、生徒に合ったやり方を見つけられるようにサポートしましょう。

生徒の志望校合格のために、先生は少しでも力を尽くしたいものですよね。今回ご紹介したような模擬試験のちょっとした工夫ポイントは、勉強にがむしゃらになっている生徒はなかなか気がつけないかもしれません。試験が多くなる時期に、これらのアドバイスを先生方から生徒に伝えることで、生徒が少しでも良い点数を取れるよう、サポートしてあげることも先生の大きな役目です。